結論を先に言うと、家計管理は「固定費・毎月の予算・特別費」の3つに分けるだけで、かなり見通しが立ちやすくなります。家計簿をつけて12年になる私も、この分け方に落ち着いてから月末のモヤモヤが減りました。
総務省が8月21日に公表した2026年7月の全国消費者物価指数では、生鮮食品を除く食料が前年同月比3.0%上昇しています(第一生命経済研究所の解説)。値上げが続くと、みなさんもどこから手をつけるか迷いますよね。まずは支出を性格ごとに分けてみましょう。
支出を3つのタイプに分けてみよう
固定費は、住居費・水道光熱費・通信費・サブスク・保険料のように、毎月の支払額がある程度決まっている支出です。毎月の予算で管理する変動費は、食費・被服費・娯楽費・医療費など、月によって額が変わるもの(ほけんの窓口のコラム)。
3つ目が特別費。冠婚葬祭費や旅行費、家電の購入・修繕費、記念日などのイベント費のように、毎月は出ないけれど年に数回まとまって出ていく支出です(Money Journal)📝
| タイプ | 特徴 | 例 |
|---|---|---|
| 固定費 | 毎月ほぼ同じ額 | 住居費・通信費・保険料 |
| 毎月の予算 | 月ごとに変わる | 食費・被服費・娯楽費 |
| 特別費 | 年に数回まとまって出る | 冠婚葬祭・旅行・家電 |
固定費は一度じっくり見直してみよう
固定費は一度下げると、その後の毎月に効き続けるので地味に効くんですよね💰 うちでは3年かけて、月の固定費を4万円減らしました。

| 項目 | 月額平均 |
|---|---|
| 一人暮らし | 8,944 |
| 2人世帯 | 14,288 |
| 3人世帯 | 19,714 |
| 4人世帯 | 22,751 |
たとえば通信費。総務省「家計消費状況調査」(2025年)をもとにしたカシワンのまとめでは、スマホとインターネットを合わせた月額平均は4人世帯で22,751円。年額に直すと273,012円になります。世帯人数による違いは下の図のとおりです。
ここ、意外と見落としがちなんですけど、解約は「手続きした」で終わりにしないのが大事です。私はサブスクを解約したつもりで、半年も払い続けていたことがあります。解約した翌月は、カードや口座の明細を開いて引き落としが止まったかを確かめてみてください。
毎月の予算は先に「枠」を決めてみよう
食費のような変動費は、物価の影響を受けやすいところです。第一生命経済研究所の試算では、2026年の物価上昇による家計負担は4人家族で約8.9万円増える可能性があり、政府の物価高対策で約2.5万円軽くなる見通しとされています。

こういうとき、私は細かい節約より月の枠を先に決めるほうがラクでした。先ほどのコラムでは、収入配分の一例として固定費約45%・変動費約35%・貯蓄20%という目安も紹介されています。うちの場合は、給料日の翌日に通帳とアプリを見比べて、先月の枠をはみ出していないかを見る程度。特売を追うより「買わない日」を作るほうが、ぶっちゃけ私には続きました🧾
特別費は年額を12で割ってみよう
特別費は、年間で出そうな額を見積もって、月々積み立てて備えるのが管理のポイントとされています。仮の数字で言うと、年に12万円ほど出ていくなら、毎月10,000円を毎月の予算とは別に取り分けておくイメージです。
やることは、去年の明細から旅行・家電の買い替え・誕生日などのイベントの出費を書き出し、合計して12で割るだけ。「急な出費」に見えていたものが、「予定していた出費」に変わります。
手をつける順番を決めてみよう
3つを一度に整えようとすると、疲れちゃいますよね。私自身は、次の順番で考えています。
- 固定費:1か月分の明細を並べ、毎月出ていく支払いに印をつける
- 特別費:1年の予定を書き出し、月あたりの額を出す
- 毎月の予算:手取りから固定費と特別費の積み立てを引き、残りで変動費の枠を決める
家族構成や収入によって、やりやすい順番は変わると思います。手をつけやすいところから試してみてくださいね。
次回は、節約を始める前に確認しておきたい「解約費用と手間」の話を書く予定です。浮く金額と最初にかかる費用を並べて見る方法をまとめますね。
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